数年前に顧問をしている絵本サークルの学生が『はまりますよ』と紹介してくれたのですが、絵本にしては長過ぎない?絵が暗くない?と勝手に第一印象で決めつけて先日まで触りもしませんでした。映画化される、と聞いて「なら、映画を見る前に原作だ」と勤務校の図書館で読みましたが、これが面白いのなんのって…時間に任せて6冊読みあさり、「この続きは?」と未だにワクワクしています。絵が暗いと思ったのは、嵐だから。阿部さんの絵とオオカミとヤギの不思議な関係がお話しをよりダイナミックにしているのだ、と感じました。オオカミとオオカミ、ヤギとヤギだったら当たり前かもしれないからです。