有名な動物行動学者ジェーン・グドールが、子どもの頃大好きだったスコットランドの民話を絵本にしたというもの。誰が一番高く舞い上がれるか、鳥たちが競い合うというストーリーです。
多くの鳥がだんだん脱落して、最後にワシだけが残ります。 するとワシの背中から小さなミソサザイが飛び出してきて・・・あれ?これはもしや十二支のネズミ?と思いましたが、全くちがう話でした。感謝する気持ちが大事だと思わせてくれます。
澄んだ空を描く広大で美しい挿絵に引き込まれ、自分が空を飛んでいるような気分にさせてくれる絵本です。そして、鳥たちがそれぞれつぶやく言葉が、心に響きます。
ジェーン・グドールの子ども時代を描いた『どうぶつがすき』という絵本も、夢いっぱいでオススメです。