林明子さんの絵本を集める中、8年ほど前に我が家の本棚の仲間入りをした一冊です。 レビューでみなさんがおっしゃっているように、かくれんぼの楽しさを満載したこの本。 林先生といえば、さり気なく他の作品の人物を登場させたり、ちょっとした遊び心を盛り込んだ絵本が多い中、正真正銘の「隠し絵」を描かれる心境は・・・? なんて、ちょっぴりマニアックなことを思いながら読みました。 と、同時に、最初に読んだときから、どこかで読んだような・・、懐かしさを感じていたんです。
先日書店に行ったときに、昔々に読んだ「星に帰った少女」を見つけ、作者を見てその謎が解けました。 末吉暁子さんだったんです! おかあさんのお古のコートのポケットに入っていたキップでバスに乗り、タイムスリップして・・・。 銀杏の散りさくお宮の境内で不思議な女の子に出会うというストーリー。(今年の1月に新装版がでたそうです。)
再読してみると・・、えっ、どう繋がっていたのかなって・・。 でも、どこか同じにおいがするんですよね。
本との出会いって不思議ですね。皆さんも、こんな経験をされたことありませんか?
この本の感想から、随分脇道に逸れてしまいましたが、絵は勿論、ストーリーの展開、特に最後の兄妹の会話に心癒される、子どもたちも大好きだった絵本です。 (小学校から、「星に帰った少女」の方もお勧めです。)