お正月の準備を、十二支たちがそれぞれ分担して行っていきます。みんなテキパキと動いていて、人間顔負けです。この絵本を読むと、伝統的なおせち料理を、自らの手でつくり続けないといけないなあって思います。なかなかたいへんですが、子どもといっしょにつくるのもいいですよね。
川端さんの絵が、このお話に本当にぴったりあっていますね。日本の食文化を表現するのに、いい味を出していると思います。文字も絵に組み込まれているところが好きです。
お正月のいろはだけでなく、十二支たちの順番も覚えることができます。自分の干支のページを開いて、その干支のがんばりぶりを、自慢気に読んでみたくもなりました。