ちびくろサンボのリメイクと聞き、読んでみました。
いろいろな背景を持ってしまった
本家のちびくろサンボを
どう料理しているのか興味深く読んだのですが
結果として、
本家を超えることはなかった印象です。
登場人物の名前が差別的だったということなのか
お父さんもお母さんも主人公も全員「サム」ということになっていて
子供が読むには
それだけで難解になってしまっています。
あげ足を取られないように
細心の注意が払われた物語進行・・・。
読み終えて、娘は
「・・・ほんもののちびくろサンボの方が好きかな・・」とポツリと言いました。
「絵本は子供も楽しめるもの」という本質を見失った
少し考えさせられるような一冊です。