ちょうど春先のあたたかい雨が降った日、レインコートを着て図書館に出かけて借りた本です。娘のほうから「ばばばあちゃんの本は?」とリクエストがあって、うろおぼえのタイトルを目で追って探したところ、なんてタイムリーな!!と即、「今日のお持ち帰り本」に決めました。
いつもながら大人気ないというか(笑)、本気でいやなことはいやだときっぱりばっさりのばばばあちゃん。見ていて気持ちがいいくらいですね。自然の脅威とも言うべきかみなりさまたちとケンカです。おおみずになろうと庭が海になろうとおかまいなしで「そうかい、そうかい」と、かみなりさまをやっつける準備を着々としているところでは、子供も息を詰めるようにして聞いていました。
なんといっても、かみなりさまたちがばらばらと空から落ちてくるシーンが圧巻!横長の絵本を縦に、しかも合計4ページも使うなんて新鮮で、読み聞かせるほうもちょっとびっくりしてしまいました。
そして最後まで「ぜったいにてつだいませんでした」ってところが、なんだかくくっと笑ってしまいますよね!子供向けに、『最後にはなかなおりしてみんなで手伝ってあげました』...が妥当なセンだと思うのですが、そう一筋縄ではいかないばばばあちゃんの頑固さというか、すごくおもしろいです。
最後のページの右端にでてくる女の子はいったい誰なのか、ちょっと気になります。