「ばか」という言葉は、よくない言葉ですが、このお話では、「ばか」とよばれていた男の子が、すばらしい幸運にめぐまれるので、ふつうに「ばか」でもいいじゃん!って思えてしまいました。
「ばか」といっても、無邪気で人に悪いことをしない子だから、本当は、とってもいい子なんですよね。
神様は、人間をしっかり見ていて、見せかけのかしこさではなく、心の無垢さを評価されるんだなあって思いました。
「ばか」むすことよばれることを気に留めず、元気はつらつなところをみると、本当にうらやましくなりました。
また、神様は、どんな困難にであっても、謙虚な心でいれば、必ず助け舟を出してくださる方であることも、この本は教えてくれますね。
文字量がややありますが、親子で読んで、よく考えるのには最適な本だと思います。