ある日こおろぎは「友達が欲しいな」と思いながら歩いていました。
すると、ひよこがいたので挨拶をすると友達ではなくて「けらい」にさせられてしまいます。
ひよこは猫のけらいになり、猫は犬のけらいになって歩きます。
ここまでは、強い物が弱い物を従わせるという感じであまり良い印象ではないのですが、たろうが犬に「けらいになる?」と聞かれて「けらいなんかいやだ!」ときっぱりと断る所からみんな友達になります。
体の大きさや強さで誰かに従ったり、従わせたりするのは本当の友達ではない、そう教えてくれる本ではないでしょうか。