私が印象派の画家が大好きで家に画集がたくさんあるのですが、それをたまに5歳の息子がぱらぱらとめくっていたのです。
そこで、そろそろ子ども向けにわかりやすい美術の絵本でも見せてみようかと購入した本です。
このシリーズは、それぞれの画家の特徴をうまく際立たせて見せてくれています。
ルノワールといえば、やはり女性・少女の肌の質感が一番素敵ではないでしょうか。
光溢れるルノワールの絵を、部分的に切り取ったり、全体像を見せたりしながら、それぞれの絵についていろいろ考えてみるきっかけを与えてくれています。
子ども向け絵本ということで配慮されているのか、ルノワールの代表作でもある裸婦像は一作も掲載されていませんね。
絵の鑑賞の仕方なんて人それぞれですし、実際その絵を目の前にするのが一番だとは思いますが、ここに取り上げられているような名画といわれる作品に子ども達がすぐに出会えるわけでもないので、こういう形で名画と出合うのもアリだろうな、と思います。
シリーズどの絵本もお勧めです。