『そらいろのたね』と同じシリーズなのか、ゆうじくんが主人公です。
この本では、はらっぱで見つけた杖をうさぎのギックと取り合うという展開です。よく考えたら、子供に杖なんて必要ないのに、何故か「たからもの」。しかも仲良しと力比べをしても引き分けばかり。きっと互角だから仲良しなんですよね。そうそう子供の世界ってこんなだったと昔の自分が甦ってくるような絵本です。
うさぎのおばあちゃんに杖をあげるというベタな終わり方に大人の私は面白みがないなあと思ってしまったのですが、息子はかけっこをしたり幅跳びをしたりする場面がとても気に入ったようでした。でも『そらいろのたね』や『ぐりとぐら』シリーズに比べると、まだ少し難しかったかなと思いました。