まさに題名の通り、さかさまを体感する作品です。
実は最初に手に取った時、たまたま裏表紙だったのですが、
まさに逆さ絵で、ちょっと頭がクラクラしました。
トランプの国を、主人公のジョーカーが案内します。
ところが、そこは逆立ちの国。
どちらが上下かわからなくなります。
いわゆるだまし絵でしょうか。
『あけるな』を彷彿させるシーンもあって愉快です。
ぺる ぺる ぺる、というオノマトペが、トランプの質感にぴったりです。
だんへ だんへ、という不思議なフレーズが引っかかりましたが、
なるほど、さかさまならでは。
だんだんと空間把握を揺す振られ、頭がクラクラしてきます。
この画力、やはり脱帽です。
小学生くらいから、大人まで、頭の体操にもいいかもしれませんね。