「やなぎむら」シリーズは、「ほたるホテル」に続いて2冊目です。表紙の絵を見て、「ええ?、これ・・・」と言った娘。「ばったのトビハネさん、かたつむりのキララさん、くものセカセカさん・・・」の名前を聞いて、「やっぱり、そう!」と、大喜びしていました。娘は、虫がだ〜いすき! 私は、クモが大の苦手です。でも、娘が、「セカセカさん、女の子なんだね。スカートはいてるよ。」と言うのを聞いて、なんだか急に、「みんな生きているんだな・・・」という気持ちが湧き上がってきました。こんなちいさな虫たちでも、みんな目もあり、口もあり、帽子をかぶっている子や、スカーフを巻いた子など、とっても個性的です。そんな絵を見ているだけで、やさしい気持ちになってくるようです。娘は、カメキチおじいさんが、にょっきり首をだし、手足を出していく場面と、カメキチおじいさんに助けられたセカセカさんが、おじいさんの背中の上で、アラベスクのようなポーズをしている絵が、1番気に入っています。