随分昔からある絵本(なんと1962年発行!)なので、現代にマッチしていない描写などもありますが、なんといっても音の響きが美しいと思います。
私はこの本を声に出して読むのが大好きです。自分もなんだかゆったりとした気分になれますし、いい感じの空気が流れているような気もします。子ども達もじっと耳を傾けています。
出来るだけ余計な表現を取り除き、簡単で短い言葉で綴られたかばくんの一日。のんびりとしたかばにも、とっても合っています。多分、『ライオンくん』では、全く雰囲気の違うお話になっていたでしょう。
中谷千代子さんの堂々とした絵も素晴らしいです。
やっぱり長く読み継がれてきたのには、良いだけの理由があるんですね!