王様の命に従うべく帽子をぬぐけれど
脱いでも脱いでも新しい帽子が主人公の少年の頭に
のっている。誰もその訳は分からないし、際限なく
出てくるその帽子の不思議さに親子してお話に
グングン引き込まれていました。
ですが、いつまで経っても王様の希望通り帽子を取ることが
出来ない少年を、同じ年の頃の王様の甥っ子は軽々と
「首を取ってしまえばいい」と言い首切り役人の元へ
少年を連れていかせたり、首を切ることが出来なかったら
「城の塔の上から突き落とそう」と進んで進言するので
子供は怖くなってきた様子。寝る前に読んだので
怖い夢を見るのではないかと思うほど怖がりました。
昔話などの描写の中でよく怖いシーンがあったりしますが
こちらの作品はそういう所も併せ持っていて昔から
伝えられたお話の様に感じてしまいました。
怖がりのお子さんには、寝る前に読むのはお勧めしません。