日本昔話の味わいと、シンデレラのようなロマンチックな話が一つになったようなお話です。
ヘビに呑まれそうになったカエルを助けるために、自分の娘をヘビの嫁にやると約束したじいさま。
(自分の娘だから、ひょっとして年老いた父親ではないでしょうか)
それにしても、ヘビに娘をやるなどと言ってしまったもんで、当人は寝込んでしまいました。
3番目の娘が健気にも嫁に行くことを承知したのですが、あれあれ…。
そのヘビを退治してしまいましたよ。
(ヘビさん可哀そう)
そんで、ヘビをやっつけた娘がやっとこさ歩いていくと、じいさまに助けてもらったカエルが恩返しにとくれたのが姥の皮。
ややこしい話ですが、長者どんの若様とめでたく結ばれるところなんぞ、へ〜、ろまんちっくでシンデレラのような展開です。
絵もじめじめした始まりから、華やいだラストシーンに変わり、なんだかホンワリしてしまいまし。
「恋煩い」なんて言葉も登場するので、これはやっぱり高学年向けでしょうか。