『キツネ山の夏休み』(富安陽子)を思い出しました。
受け入れ先が、特殊な家族で、そこがファンタジーのように見せかけて、実は、田舎のリアルな夏休み体験が作者の描きたかったところだと思います。
都会っ子には、田舎の暮らしそのものがファンタジーなのかも。
私自身おいなり山のような暮らしなので、どれも身近なことばかり。作者の体験がもとになっていることはすぐわかりました。
やや強引な設定も、なぜか引っかからないところが巧妙だなぁ。
娘が見つけましたが、同作者の「つるばら村シリーズ」に、おいなり山からの訪問者エピソードがありました。世界観が繋がっているのかな。
「つるばら村」を楽しんだ子は、つづきの感覚で読めるかも。