イギリスの2000年の作品。
作者のM・P・ロバートソンは、この作品以外に多くの絵本を世に送り出していますが、未訳のようです。
お話は、にわとりが巨大な卵を温めているシーンから始まります。
そして生まれたのがドラゴン。
それから主人公のジョージとドラゴンの心暖まる交流が描かれています。
物語は割と短く終了するのですが、コンパクトながら起承転結がはっきりとしていて読みやすい作品です。
誰もが一度は夢中になるファンタジー小説の入門編のような感じの作品ですが、何と言っても、挿入された絵が素晴らしいの一言です。
冒険心を煽るワクワク感に、親しみも加えられた絵は、見るものの心を揺さぶること間違いないでしょう。
大好きだった「エルマーと竜」を彷彿させるのですが、空想心を養う上でも是非読み聞かせして欲しい作品です。
この手のジャンルでオススメ出来る作品はあまりないのですが、この作品は自信を持ってオススメします。