すばらしい。その一言につきます。
紙と鉛筆さえあれば、こんなに楽しい遊びが出来る。
子はわくわく、親は懐かしい。
絵描き歌の世界を、ぎゅっと絵本につめこんだ、素晴らしい一冊です。
小さい子むけの簡単な物から、数字を使ったりした複雑なものまで、さまざまです。
子供と二人、一つ一つやっていきながら、次も、次もと、結局最後までやりきってしまいました。
実にささやかな遊びなのですが、子供はもう目がくぎづけです。
そういえば、自分でも見に覚えがあります。
小学校の頃、クラスで一時期、絵描き歌が一世を風靡しました。
男の子も女の子も、皆夢中で、誰かが一つ、新しい絵描き歌を持ち込めば、誰もがその子の手先を羨望のまなざしで眺めたものでした。
時代が変わっても、やっぱり面白いものは面白いのだな。
子供の様子を眺めながら、しみじみ思いました。
親子のコミュニケーションにもなりますので、
この絵本は、ぜひぜひ一度、手にとっていただきたいと思います。