最近の作品かと思ったら、1963年初版の作品なんですね。
原題の「Mr.Willowby’s Christmas Tree」よりこの邦訳のタイトルのほうが良いですね。
もうすぐクリスマスということで、ウィロビーさんのお屋敷にもトラックで大きなツリーが届きました。
このウィロビーさんがなかなか可愛いおじいちゃんです。
大広間に運び込まれ、ツリーを立てたらなんと天井につかえてしまって、ツリーの先を斧でばっさり執事のバクスターさんがちょん切りました。
へ〜、先っちょをね〜。
そうなんだ、そういうものなんだ。
なんて、納得しながら読み進めたら、バクスターさんが切った先っちょを小間使いのアデレードに贈りました。
アデレードが自分の部屋に飾ってみると、先っちょがまたもやつかえて、「・・・・・さきっぽは−。ちょっぴり、ちょんぎらなきゃ ・・・」と、ここで大笑い。
切った先っぽは、次々とツリーとして生かされながらも、先っぽはちょん切られ続けます。
いったい、この先っぽの運命は?と読み進めたら、見事な落とし処に収まる笑い話でした。
ラストのページをじ〜〜〜っと見つめ、ニヤニヤしている息子でした。