普段は一人読みすることが多い8歳の娘が、珍しく「これよんで」と持ってきました。娘も私も大好きなジョン・バーニンガムの絵本です。
バーニンガムは、いつでも子どもの味方。大人は大いに反省させられることが多いです。今回も、子どもの純粋で真実を見抜くチカラをまざまざと見せつけられました。
子どもが犬を飼いたいと言ったとき、親が言ったのは「血統書つきでないとだめだ」という言葉。でも子どもたちが選んだのは、だれもほしがらない、雑種のおじいさん犬コートニー。大人は、「こんな犬だめだ」というけれど、本当はこの犬は、特別な素晴らしい犬だったんです。
ラストシーンは感動的。不思議な余韻とともに、また再びページをめくりたくなります。