ディック・ブルーナのうさこちゃんシリーズにはまり、図書館で、ずらっと並んでいる棚から目につくままに借りてきました。そのうちのこの1冊だけが、出版社が講談社で、訳者も異なることに後で気付きました。そして、同じ絵で『うさこちゃんのおうち』という絵本があることも知りました。
訳文は、松岡享子さんの訳より、なおいっそう現代的な感じがしました。
でも一番感じた違いは、文章の文字の字体です。こちらの絵本は、丸みを帯びた字体で大きさもかなり小さめで、大きめの明朝体の福音館のものと随分雰囲気が異なります。私が抱いた印象ですが、こちらの絵本はミッフィーという絵が主体で(絵本だから当然そうなのですが)文章はちょっと添えてあるという扱いに見えます。福音館のは、おはなしであることが意識されているような気がします。
こんど『うさこちゃんのおうち』と読み比べてみたいと思っています。