機関車のカンスケと雪の結晶であるゆきこちゃんとの出会いから別れが、楽しくちょっぴりものはかない物語です。雪の日、出会い別れの季節にお勧めの1冊と思い紹介します。新しいお友達をつくるのってドキドキだったり、恥ずかしかったり、難しいようで、あっという間にお友達に慣れてしまって意外と簡単なことと思ったり。そしてお友達と遊んで過ごすことはとっても楽しいことですよね。そんな”お友達”をたくさん作っている最中の7歳の息子も共感できていたようでした。
そして雪の結晶であるゆきこちゃんとのお別れシーンは、はかなくて辛い事だけれども、少し成長したカンスケとゆきこちゃんがそこにはいたような気がします。
1992年生まれで1998年「自閉傾向」と診断された作者。会話による対話は難しいながら、筆談、パソコンによる執筆活動で数々の童話賞などを受けているとの後付けがあり、驚くやら感心してしまいました。
他にもカンスケシリーズ読んでみようと思います。