なんといっても「ブギャッ」のブタヤマさんに笑えます。いつもお腹をすかしているブタヤマさんにも共食いはしないらしく、ほっとしました。キャベツくんが、「ブタヤマさんは、豚を食べるの?」と聞いた時の答えが、「豚は、食べない。トンカツだって食べない」なんだか、嬉しかったです。キャベツくんは、今回のお話も自分が食べられようとした相手に、「ぼくの家で、おいしいものをご馳走してあげるよ」だから、お人よしのキャベツくんです。でもブタヤマさんって憎めない性格だなあって思います。アクシデントの多い日曜日で大変だったけれど、読んでいる方は、充分楽しめてよかったです。長新太さんのナンセンス絵本は、とても笑えて和やかな気持ちにしてもらえます。