イギリスの絵本。
他に邦訳はないようですが、かなり完成度の高い絵本だと思います。
ボリスは熊の転校生。
でも、あまりに大きいので、なかなか友達が出来ません。
だって、在校生ときたら、うさぎのレーシー、もぐらのマックス、きつねのファーガス、ねずみたちとみんな小動物なのですから、まずその大きさの違いといったら決定的なもののはずです。
先生のコッコさんはにわとりで、とてもチャーミング。
何とかみんなと友達になれるように努力するのですが、なかなか上手くいきません。
それがあるきっかけで、みんな仲良しになるのです。
何と言っても、それぞれのキャクターが際立っています。
舞台設定は幼稚園位だと思われますが、まさに擬人化していて、ボリスの切ない心情に感情移入してしまうお子さんも多いのではないでしょうか。
転入生が入ってくるような年度始めに相応しい絵本だと思います。
可愛い絵が好きなお子さんには特にオススメします。