ゆるキャラみたいな登場人物ばかり。舞台は空の上です。
空に、雲の形をした船艦みたいな物がフワフワ浮いています。そこに乗っているのは裸で何故かフンドシとスイカの帽子を身につけた大勢のオジサン。細かい所まで描かれているので、よく見るとそれぞれ任務があるらしく、持ち場が決まってそうです。あまり真面目に仕事をしていない様子が垣間見れます。
オジサン達が何者かは分からないのですが、一人違う格好の人が「てるてる王子」です。子供達の作ったてるてる坊主が100個確認されると、とにかく明日は晴れにしなくてはいけないのです。
明日を晴れにするため、空に居座る台風との戦いが始まります。台風の方も、台風殿下を筆頭にヤル気満々。熱とか書いてある大きな団扇を人力でグルグル回しているのも、天気予報で見る台風の雲を連想させて面白いです。
細かい所まで描かれているのと不思議な世界に子供は惹き付けられていました。
不思議ワールドなのに、裏表紙には色々な雲の名前と絵があります。でも、その横にチャッカリ船艦の解説もあり、そちらも子供には面白かったみたいです。