10歳の息子が興味を持つその本はないか探していた時に目についたたのがこの本でした。
虫になっちゃったと言うタイトルと独特のセンスで描かれた虫のキャラクターに息子が興味を持ったようでしたが、中身のお話は正直に言うと期待したほどではなかったというのが個人的な意見です。
僕が虫になったのに、家族は誰も気がつかない。学校の友達もほとんど気がつかない。唯一親友だけがその変化に気がついたというストーリー。
読み聞かせると13分ぐらいかかる文字数の割とある本なのですが、僕が虫なのに誰も気がつかないなんでかなぁとか気にならないのかなあといった具合に少しネガティブな印象を受ける文章が続くので、ユーモアにあふれた内容やワクワクする展開を期待していた私には少し物足りませんでした。
ただ最後には家族にもわかってもらえて元の姿に戻ると言うハッピーエンドで、誰も気がつかない中、親友だけが気がついて一緒にその困難を乗り越えるため協力してくれるところなどが親離れを始める年頃の子供には面白い本なのかなと思いました。