地味な印象の絵本ですが、何となく題名に引かれて手にとってみました。
山の中に一人で住んでいるおばあさん。
そのおばあさんがスープを飲むときに使うのは、大事にしているピカピカのスプーン。
ところがある日、そのスプーンをカラスに持っていかれてしまいます。
大事なスプーンなのに、かわいそうなおばあさん・・・。
心配そうにお話を聞いていた娘も、ラストのページににっこり。窓から覗いて悔しそうにしているカラスの様子をおもしろがっていました。
リズムのある文章とほのぼのするハッピーエンドで、気持ちよく読める絵本です。