おばあさんが大事にしていたすぷーんを、カラスが盗んでしまいます。
でも、そのすぷーんがねずみたちの手に渡り、そして・・・
最後は、おばあさんの元にもどってくるというおはなし。
絵もおはなしも、淡々として敬遠されそうですが、
けっこう、読み聞かせに用いられる絵本のようです。
ねずみたちのくだりは面白く楽しそうでした。
私としては、最後のおばあさんのセリフで、
「すぷーんも うれしかったろうね。」というのが、
とてもおばあさんの優しさが表現されてよかったように思います。
そして、最後のカラスの表情は見逃せません。
さぞや、びっくりがっかりだったでしょう。
敬老の日にちなんで、「おじいさんおばあさん」のコーナーで借りてきましたが、
季節は冬ですので、もし、読み聞かせするなら雪の降る日などにお勧めします。