この絵本を読んだ時に、あの「千の風になって」を思った。悲しみの歌なのに、なんであれほど多くの人の共感を得たのだろうか。あの歌には、感動と癒しがあるからに違いない。
そして、この絵本です。
開くページ毎に書かれている詩と絵は、スケールの大きさと、メロディがあります。
誰もが経験する身近な人の死。子どもが悲しみに心を動転させている時に、この本は間違いなく助けてくれるだろうなと感じました。
悲しみが裏側にありながら、すべて前向きに優しい言葉で語ってくれるのです。
一人で読むのだったら大人。読み聞かせは高学年。必要な時に出せれば良いのかも知れませんが、大事にしたい本だと思いました。