お寺の小僧は、お使いの途中で犬に吼えられているとうふこぞうを助けます。仲良くなった二人は、とうふこぞうの仲間に会いに行きます。そこには、あめふりこぞう・さらこぞう・ふでこぞう・ひとつめこぞう・てんぐこぞうがいました。そこへ、ちょうちんこぞうが飛んできて、天竺から来たこぞうが、見世物小屋にいると言います。小僧たちは、見世物小屋につかまっているかわいそうなてんじくこぞうを助けようと出かけます。ところが、天竺こぞうは、ゾウの子供だったのです。
子供のばけものがけっこういるということですよね。せなさんのおばけはちょっとぬけてる感じが多く、そこが好きです。このとうふこぞうも、「にんげんのこぞうなのに強いなぁ」なんて感心したりするのです。テンポもよくオチもあって、楽しいお話しです。
このお話しも何度も読まされます。怖いもの好きのお子さんにはウケると思います。