マリーの家とも、マリアの家とも、似ても似つかない家で育ちましたが、それでも子供の頃を思い出してしまいました。きっと子供だけが持てる秘密があるんですね。
マリーは思い切ってねずみに手を振りますが、マリアは声をかけます。親子でとても似ているのだけど、やはり時代と世代が違うのだなと親の視線から見て思いました。服装や周りの風景からも、時代の移り変わりがよく読み取れる繊細な絵も素敵でした。
息子は、左右のページを見比べつつも、ねずみの家がどこにあるのか、どうも納得できなかったようで、一生懸命理解しようとしていました。時代の変化を理解するのはまだ難しかったようですが。もう少し大きくなってからの方が楽しめそうです。