とりごえまりさんの表紙のイラストがあまりにも可愛くて手にとりました。
絵の雰囲気から勝手にちいさな子向けの絵本を想像していたのですが、大きな子でも楽しめる、とても大切なことを教えてくれるお話です。
かたつむりのツムーリは、かえるのエールくんが引っ越した新しいお家が羨ましくなり、
エールくんに頼んで、自分も新しいお家を作ってもらい、いつものうずまきのお家と取り替えてもらいます。
最初は嬉しかったツムーリですが、思うように動けず、やっぱり自分のうずまきのお家が一番だと気付きます。
最後は自分のうずまきのお家に戻り、幸せそうなツムーリ。
大人でもこういうことってありますよね。
人のものってついつい良く見えてしまう。
だけどこういうことって周りが言うのではなくて、ツムーリのように、自分で経験してみないときっと気付けないんですよね。
だからこそ、いつものうずまきのお家の方がステキだと分かっていながらも、新しいお家を作ってあげたエールくんは素敵!
子育てにも通じるものがあるような。エールくんのようになりたいです。