この文庫は小学生中学年向けに作られている作品です。
イラストは武田美穂さんです。
やはり、森絵都さんらしい、主人公の気持ちがよく伝わってくる内容でした。
仙さん、最高です!!そして、桃子も、西川さんも、偉い!!すごくいい子!!まるで実際身の回りにこんな子たちがいるような錯覚で、読み終えました。すごく素敵な話でした。
ラストの方では、知らず知らず涙が…。児童書でうっかり涙が出てしまうなんて、正直自分でびっくりしました。
本当は子ども達にどうよ。と、見つけてきた本なのですが、すごく素敵な本なのに薦めにくい理由があります。(実はまだ読ませていません)
それと、この本が素晴らしいのに評価で星が4つのわけは…。
本文中で、『サンタクロースの正体はパパだってことを、桃子はすでに知っている』と、書かれているためなのです!!
我が家では(薄々気づいているかもしれませんが)、子どもたちに「サンタはいる」といい聞かせているのです。
こんな桃子のいい分で、子ども達のサンタ像が、ガラガラと崩れてはいけないのです!!
なので、作者と出版社にいいたい!
いつか本を手直ししてくれることがあるなら、この、『サンタクロースの正体はパパだってことを、桃子はすでに知っている』を、なんとかして変えるか削除してください。お願いします!!