絵のタッチが、大胆で独特。「私の『はな』、ステキでしょ」とばかりに、子供にとっては初めて知る動物たちが迫ってきます。そして、最後のページには何と鏡が。息子は鏡に向かって必ずチュ。鏡の部分が息子の鼻水やよだれでベタベタです。動物の鼻に注目させておいて、最後に自分の鼻と見比べさせるこの試み、なかなかおもしろいと思います。姉妹版に「めがきらきら」「みみがひらひら」「はがかちかち」もあります。息子が8か月の頃、このシリーズを揃えたのですが、意識することもなく自分に付いている目、鼻、口、耳の存在を知るきっかけとなり、当時はページを広げては鏡でチェックを繰り返していました。今でも、鏡の部分は大好きですよ。