もうすぐお兄ちゃんになる次郎が、うちの弟のようで思わず目頭が熱くなりました。今まで、お母さんとべったりだった子が、おにいちゃんになるんだから、今日から一人で寝るんですよと言われ、夜布団に入ってから朝起きるまでの話を、おだやかにつづった絵本です。
弟に赤ちゃんが出来るころ、すすめてみようと思います。その時期の、子どもの微妙な心理描写が見事に描かれています。お兄ちゃんになる喜び、母親をとられしまうのではないかという不安。
兄は、本棚から出して自分でめくってはいるのですが、「読んで」とは持ってきません。何か考えがあるのでしょうか?こんなお互いを支えあう兄弟になってくれればと思います。