ひらりひらりと泳ぐ赤い金魚の姿は、姉妹にとって毎日の楽しみだったことでしょう。
可愛いから、子供も喜ぶからと、水草や飾りを買ってくるお父さんの優しさも感じられ、ほのぼのとした前半部分。
後半は生き物を飼うことの大変さ、悲しさが綴られており、小さいながらもその命に共感する子供の様子が伝わってきました。
我が家も昆虫やメダカを飼っていますが、どんなに大切にしていても、死んでいきます。
大人はそういうものだと分かっているけれど、子供はそうではないし、そうなってはいけない。
小さくても命あるものの大切さをちゃんと感じて欲しい。
改めてそう考えさせられるお話でした。