木村祐一さんの仕掛け絵本です。
うさぎのみみたはいつもお母さんの言うことを聞きません。今日だってもう遅いのに森へ遊びに行ってしまいました。お友達の忠告も聞かずどんどん奥へ進んでいき、トンネル探検をしていたら・・・
みみたの後ろで、お友達によりおにが出来上がっていく様子は、さすが木村作品です。
でも、おにが!と言って走って帰ってきたみみたをお母さんは一言もしかったりせず、「ごはんさめちゃうわよ」と暖かく迎えてくれるからこそ安心できるんですよね。それにお父さんも「一緒に豆まきしよう」って言ってくれて。こんなふところの大きな親になりたいな、とも思わせてくれます。
子供達は一度読めば絵の仕掛けはわかっていますが、何度でも読みたいようです。こわいけど、見たい、と最近の我が家のブーム作品です。