先日は「サイエンスコナン」シリーズの忍者の本を読みましたが、
この本と書かれていることがちょこちょこ違うので、戸惑いました。
忍者っていうのは、歴史的に確かに存在はしただろうけれど、
その存在について、とにかく情報がないのですね。
忍者を使う人も、忍者を使っているという事実を隠していたわけです。
だから、学説がたくさんあって、こうだったに違いない、
という推測の下でみな本を書いている。
確固たる歴史的な資料が不足しているため、
すべての忍者の本は、推測で書かれているわけです。
というわけで、不確定なことを書く場合は、
「諸説ある」ということを、必要に応じて書く必要があります。
この本は、特に、忍者の道具や戦い方、術についてはとても詳しいです。
反面、歴史については、ちょっと物足りない。
今後、忍者の本を読むたびに、「あれ?」という思いをするのだろうな。
忍者好きの子どもたちは、「諸説ある」とうことをしっかり理解してから
忍者に関する本を読むとよいと思う。