あの恐ろしく忌まわしい事件からもう9年の月日が流れていることに私自身驚いています。
メディアを通して繰り返し報じられた映像を目にし、信じられない惨劇に3歳になったばかりの息子も「なに これ?」と繰り返し私に問いかけていました。
世界貿易センターのツインタワー崩壊の当日、空港で足止めをくい、宿泊場所も確保できず、訪れたニューヨークでのイベントも中止になり、戸惑う姉妹に手を差し伸べたフラッシングのファーストユナイテッドメソジスト教会の方のようなボランテイア活動を行っていた人々がいたことを知り、当時テロ行為への憎しみの感情がふつふつとわいて来ていた私でしたが、今やっと救われた思いになりました。
人は信じあい愛しあい、そして助け合いともに生きて行きたいものだと改めておもいました。
また、この親切を受け姉妹が行ったユニオン広場に敷き詰められた2400本のバラのツインタワーは、彼女らの精一杯の追悼の気持をあらわしていたと思います。
憎しみからは何も生まれない、ただ屍だけが増えるのだと、心痛みます。
愛から生まれる無限の力を信じたい思いでいっぱいです。