季節感があっていいですね〜。早春の、まだ固い桜のつぼみの頃、ヒンヤリとした夜を思いました。山を登ると、まだ積雪。
桜は、山神が田の神になるための道筋。なんて素敵な伝承でしょう。本当にありそう。
春の夢を見せてもらえるような本ですね。
これは節分を迎えてから春爛漫までの、あと少しの辛抱という頃に読むのがオススメですかね♪
不思議エピソードや母親と祖母の関係、孫の関係などはよかったのですが、もっともっと膨らみそうな話だったので、途中で終わった感が否めません。せめて桜見してから終わってほしかった〜。
新聞に連載されていたようなので、ページ数が限られていたのでしょうね。もっと読んでいたい、そんな素敵なお話でした。
この後編が、先に読んでしまった『狛犬「あ」の話』だそうで再読したいです。