最近魔女や魔法の本にはまっている娘のために手に取った、幼年童話です。
ふりがなはふってありますが少し漢字も出てくるため、二年生くらいからおすすめでしょうか。
手品師の一族に拾われて育てられた12歳の女の子ルル。
一族には同じ代の子供に一人だけ本物の魔法使いが生まれるといいますが、ルルは自分には関係ないとあきらめていました。
でもそんなある日、衣装箱の底からシルクハットを見つけて…?
ルルが不思議な力を持つ帽子を手にすることにより起こる、冒険劇です。
女の子ならみんな、自由自在に魔法を使えるようになることを願うはず。拾われっ子だからとあきらめていたルルも、例外ではありませんでした。
娘いわく、帽子の中の世界と外の世界とがリンクして話が進んでいく様子が面白かったそうです。
最後には、ルルの生い立ちに関係するエピソードも。
本の厚みはそれほどありませんが、読んだ後にスッキリできる読み応えばっちりの幼年童話です。