レオ・レオニの作品はどれも芸術性が高く、感性を揺さぶられるものばかりです。私は大人になってからレオ・レオニワールドに触れましたが、我が家の子供達はさすが0歳から触れていただけあって、二人とも、お絵かきや物作りが大好きです。
この「うさぎをつくろう」は、“はさみ”と“えんぴつ”がそれぞれ、切り絵と一本の線のえんぴつ書きで“うさぎ”を作ります。最後には、『ほんもの』のうさぎになるのですが、『ほんもの』の証を何で表現すると思いますか?答えは『かげ』です。絵を描く上で一番重要なものです。そして、平面から立体へと変化することをこんなに簡単に子供達へ伝えてしまう、レオ・レオニのすごさ。やはりこの方の絵本は子供達の本棚に必要不可欠なものだと思います。
他のレオ・レオニ作品のどれもがお勧めなのですが、この「うさぎをつくろう」が一番易しい内容なので、まずは最初の一冊に選んでみてください。