「ほんものになった うさぎの はなし」という副題がついています。本物の人参を食べて、本物のうさぎになった二匹が生き生きと描かれています。
はさみとえんぴつが創造主のうさぎ、それぞれ個性があってとても素敵。私たちが見逃してしまいがちのものに命を吹き込んだレオ・レオニはさすがですね。
私たちも子どもの頃、お絵かきをしたり、はさみで工作を作ったりしながら、この絵が、切り絵が動き始めたらいいなぁと思ったことはありませんか?私たちはそんな感性を大人になるにつれて、忘れてしまうけれど、子供たちにはこういう感性をいつまでも持ち続けていてほしいものだなぁと思いました。絵本を読んで子供たちの夢が想像がどんどん無限に広がりそうな絵本です。