鉛筆とハサミがつくった2匹のうさぎ。
遊びたいときは遊び、
お腹が空いたら、お腹が空いたと言い、
おいしそうに食べ、満足して眠る。
自分を飾ることもなく、邪心もなく。
『あかちゃん』のようです。
やがて、あかちゃんは『成長』し、
外の世界へと飛び出していきます。
お話はそこで終わりですが、
最初から最後まで、うさぎ達の表情が、
すごく幸せそうなのが、印象的でした。
他のレオ=レオニの作品に比べると、
話も短く、また違った雰囲気ですが、
この幸せそうな うさぎ達を見ていると、
なんだか私も幸せな気分になれるので、
レオ=レオニの中でも、お気に入りの一冊になりました。