8月6日は、広島に原爆が落とされた日ですね。
年に一度、この季節だけでも、戦争や平和について考えたくて(子どもたちに考えて欲しくて)、ちなんだ絵本をリビングに飾ってます。
その中の1冊。最近古本屋さんで格安ゲットした絵本です。(残念ながら、絶版かもしれませんね。)
「1945年8月6日 午前8時15分、広島市民の上に、人類史上初めて、1発の原子爆弾が落とされた。
人々はその時の太陽の百倍の閃光を“ピカッ”と言い、続いておそった衝撃波を“ドン”と呼んだ。」
かなり分厚い絵本ですが、文章はたったこれだけ。後はすべて絵です。
戦時中であっても、さわやかな朝の光の中で、いつものように働きに出かける人々。笑い合う子どもたち。赤ちゃんにおっぱいを飲ませるお母さん・・・。
それを、一瞬でぶち壊した、恐ろしい“ピカドン”
目を覆いたくなるような、残酷なシーンも、ありのまま描かれています。
なので、小さい子には、見せない方がいいかも。
小3の次女にも、かなりショックだったようで、いつも朗らかな彼女が、お風呂の中でも、ベッドの上でも、溜息をついたり、おびえた様子を見せたり・・・。
「まだ、早すぎたかな。」と、後悔しかけた私。
でも、窓に、次女が神様に宛てた手紙が貼ってありました。
「かみさまへ
これは、わたしのたいせつなおねがいです。わたしは、さっきピカドンの本をよみました。
いい人だったのに、ばくだんでしんじゃったので、このひろいちきゅうで、全国でせんそうをやろうとしてる人をとめてください。
せかいを、全国をしあわせに、せんそうをにどとしないようにしてください。
わたしのほんとうのおねがいです。
これで自分がいいたいことをかけて、うれしいです。
どうか、どうか、このねがいをかなえてください。
みんながしんだらかわいそうです。」
やっぱり、読んで(見せて)よかったと思います。
私たち、戦争を知らない親世代ができることは、こうやって戦争の恐ろしさ、愚かさを、子どもたちに伝えることだけですものね。
いつか、子どもたちと広島へ行ってみたいです。