宮沢賢治自身をもっと知りたいと
思いました。
作者が書いた絵本で注文の多い料理店以外は
評価されたのは彼の死後だったと思います。
肉親の死
理想の世界を求めて生活するものの
貧困、非難の目
または彼がもっている宗教観
よだかイコール彼自身だったのでしょうか。
この絵本を考えるにはもっともっと宮沢賢治文庫を
読まなくては思いました。
唯一つ静かな気持ちになったのは
「青」という
カラーが最後によだかに使われていたこと。
同系のかわせみ以外にごみ、くず、無色で存在自体がないような扱いを
受けてきて、打ちのめされているように書かれている
よだかに
最後「青」というカラー、存在が記されていて
何か心に残るものを感じました。
究極の境地で死を選ぶものの心境は・・・
私にはわかりませんが
どのような理由があっても
肯定してはいけないと言うことが前提で、
きっと宮沢賢治さんも
ファンタジーなので昇華、
表現したかなと思いました。