実際に保育園であった話をそのまま絵本にしただけあって、真実味があふれている、あたたかい絵本です。
こわれたおもちゃは、物があふれる現代では捨てて、新しいのを買うというのが一般的な考え方になりつつありますが、それでは子供はおもちゃを大切にしようとは思いません。
この絵本では、たいせつなキリンさんが足を折ってしまいますが、おもちゃ屋のおじさんがわざわざキリンさんを飛行機に乗せてドイツまでつれていき、工房に行って直してもらいます。
おもちゃを大切に扱ってほしいと願うおもちゃやさんのやさしい気持ちが、子供たちにも伝わってくるような気がしました。