おばあさんに先立たれたおじいさん。元気がありません。
おじいさん向かいに、ぽつんとある誰も座っていない椅子が、きっとおばあさんの座る場所だったのでしょう。
椅子の足元には、編み物の道具もあって、おばあさんの気配を感じます。
元気のない場面は、この1ページだけなのですが、悲しみが深く伝わってきました。
とにかく、絵が綺麗です。
外国の絵本かと思ったのですが、日本の作家さんでしたね。
やがて、おじいさんは記憶をたよりに「おばあさんの おだんごスープ」を作ります。
いい匂いに誘われて、お客さんも増えてきて、お鍋もだんだん大きくなっていきます。
最後、大勢の子供がきたときには、驚きました。