さるかにがっせんの絵本を何冊か読み比べてみました。
最初の猿とカニのやりとりの場面から、雄のカニのような気がして読んでいると、子ガニが生まれてきて、奇妙に思える絵本が多かったです。
でも、この本は「ある日 かにの おかあさんが‥…」と始まるので、あとで子ガニが生まれても不自然さがありませんでした。
敵討ちの手助けには「くり」ではなく「どんぐり」が登場しました。
やけどをした猿が味噌をつけようとしますが、「やけどに味噌を塗る」という方法はうちの娘はもちろん、若いパパ、ママたちも聞いたことがないでしょう。
味噌は塗らない方がいいと思いますが、絵本の中でこんな民間療法に出会うのも昔話ならではです。