さんすうのむかしばなし、と副題があります。
インドのある王様は大変ケチだったのです。
そこである時、村娘のラーニが機転を利かせて、良いことをし、
王様からご褒美を30日かけてもらうことにするのです。
初日はお米を1粒、次の日は2粒、と、前日の倍の粒いただく、
という約束です。
お米1粒がが余りに小さいので、不思議に思うかもしれませんが、
30日目には、5億3687万0912粒になります。
これがどれだけの量かというと、それは絵を見てののお楽しみ。
しかも、合計は10億7374万1823粒!
これはすごいです。
倍とは恐ろしいものです。
インド細密画を取り入れ、コンピューターを駆使したレイアウトで、
その美しさもため息物です。
数字も面白さにくわえて、王様の愚かさも浮き彫りになります。
でも、これを機に改心するところも嬉しいですね。
小学校で読む予定です。
子どもたちの反応が楽しみです。